不滅の猟犬
モブ、とんでもないことになった気分でエタバン前の話になりました とんでもないことになった。 倉庫の中、小さい頭を抱えて更に小さく縮こまる。ララフェルの身体は隠れるのにぴったりで、まさかこういう場面で感謝することになると…
モブ、とんでもないことになった気分でエタバン前の話になりました とんでもないことになった。 倉庫の中、小さい頭を抱えて更に小さく縮こまる。ララフェルの身体は隠れるのにぴったりで、まさかこういう場面で感謝することになると…
モブ、えらいことに遭遇する黒渦団のおしごとのはなし ――えらいことになってしまった。 落ち着きなく左右に視線を遣る。見慣れない木造の内装に古ぼけたランプ、揺れる仄暗い光に照らされるのは、広い空間を仕切る鉄格子と、自分と…
エタバンしてないかも お仕事中の話 ころころ、ころころと金色が動く。 淀みなく転がるコインはつい先日拾ってきたものだ。相当に古く土やら埃やら錆やらがこびりついていたのを丁寧に丁寧に落として磨き上げた結果、そこらで出回っ…
おっさんの奮闘 秘密(?)の戸棚を見つけたよ 呼吸を止めて一秒、真剣な目をして目前の錠前を睨む。これほどまでに表情筋が引き締まっているのは獣の討滅以来かもしれない。とにかく今のシルヴァは元気いっぱいに真剣だった。「むむ…
通り魔のアレコレのさいしょのやつ 書きたいトコだけやって満足した 「——またか」 リムサにしては珍しく、しとしとと控えめな雨粒が水面を叩いていた。波音に混じる奥ゆかしい雨音を聞きながら足元の水面を見下ろし呟くと、傘を差し…
リムサについてからちょっとしたぐらいのころ ぽぽちゃんにはいつもお世話になっております 「おはよう!! 今日もかわいいねえ!!」 勢いよく開け放たれた扉と一緒に飛び込んできた勢いのいい声に、作業の手が一瞬止まった。しかし…
刑事モノのやつ 我慢できなかった 自機とタイニーちゃんだけの特にヤマもオチもない話 一人の夜は苦手だった。静かな闇に押しつぶされる気がするからだ。一人でマットレスに横になっていると、突然大きな音がしないか、身体を揺らす…
※暁月のフィナーレネタバレあり!※ 浜辺でやりあってる自分を平凡だと思っている、実際(ある程度の基準では)平凡な自機 自分は平凡である。それは周りを見ていればよくわかる。巴術を学んだのはごく最近、召喚士としての資格を得…
自機+よそのこ(シルヴァくん)下ネタの話 「にーさんさ、お尻の穴拡げたりとかしてる?」「…………はい?」 文字通り変な声が出た。 終末の対応に追われ互いに不在になりがちな中で、たまたま家に居るタイミングがかぶり、さらにた…
※暁月のフィナーレネタバレあり!※ 終末のあたりの自機とよそのこ(シルヴァくん) 困った。 肩口にすがりついている金髪をわしわし撫でてやりながら、綺麗な星空に溜め息を逃がす。散発する終末の獣の対応で双蛇党との連携任務か…